17:00からのコンサートということで、14:00過ぎにはサクッと帰ってくる予定だったのに、なんだかんだと仕事が長引き、家に戻ったら15:30。しかも準備も不十分、やばい!
とりあえず人前で演奏するので無精髭をそり、ついでにギター弦の髭も落とす。まだくたびれてない比較的マシなシャツを着る。マイクにアンプ、マイクスタンド、楽譜、エルゴ、爪用具、予備の弦、忘れているものはないかー?二十キロを越える荷物をカートに乗せていざリバーシティーに出発。当初は歩いて行こうかなんて呑気なことを考えていたけれどそんな時間の余裕はなく、しかも気温は軽く30℃越えてそう。こんなんで歩いて行ったら弾く前にくたくたになってしまう。仕方なくタクシーを呼ぶ、車が欲しいなあ。
社員用の通用口からリバーシティーに入る。この時点で16:15。もう時間がない、急いでセッティング開始。カルチャーセンターから譜面台を借りてきたあと、アンプ、マイクを会場に並べて行く、随分久しぶりに使うマイクなんで多少不安になる、ちゃんと動いてくれるんだろうか?
リバーのお姉さんも助けてくれてます、ありがたい。でも「演奏時間は30分ジャストでお願いします。長過ぎても、短すぎても駄目です。」えー、姉さんそれは聞いてないよ。コンクールで時間長過ぎて、失格ってよくある話だけど、、、映画音楽みたいにぴったり納まるだろうか?事前に時間を計っていて25分くらいというのが判っていたので、まあなんとかなるだろ。
アンプの音を調整しているうちにもう残り10分、爪を調整するくらいの時間しかない、こんだけ事前にギターを触れずに本番迎えるのは初めてです。なにがなんだか判らないうちに本番になる。プログラムは
七つの子
浜辺の歌
椰子の実
涙そうそう
青春の輝き
慕情
鉄道員
鐘の音
アントニオの歌
オルフェのサンバ
あんまり慌ただしかったせいか、本番もほとんど緊張することはなかった。出だしの童謡三曲ではちょっと不安な立ち上がりだったけど、時間が経つに連れて調子も上がってくるかんじ。時間を気にせずに気持よく弾いているとそのつけがまわってラスト三曲を残して時間は7分。さっきの30分発言が頭をよぎり、曲間を出来るだけ詰めて演奏することに。
時間の事を気にし始めると、集中力がやや乱れてしまって最後のオルフェのアドリブ部分はふらふらに、、でもなんとか最後まで弾ききる。終ったー。前の客席には30人程の人が座っていて、曲の間には暖かい拍手を送ってくれた。最後までずっと聞いていてくれたお客さんもいて本当にありがたい。「兄ちゃんギターうまいな、また聞かせてや、頑張ってなー。」ありがとうおっちゃん。その言葉で明日も頑張れるよ。それとMCのお姉さん「鉄道員」を「ポッポや」と紹介してくれましたが残念ながらそっちじゃないです。
バタバタしたけれど面白かったので機会があればまた参加してみたいです。