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激闘146ページ。やっと終わった…
途中で何度もこれ終わるんだろうか…という不安に駆られましたが、ラベルの原曲へのリスペクトに溢れるオーケストレーションの巧みさ、なによりムソルグスキーの原曲の素晴らしさに助けられながらなんとか最後まで辿り着きました。しんどかったけど、楽しい仕事でした。展覧会の絵、本当に素晴らしい曲です。勿論言わずと知れた名曲ですし、聞いた事も数知れずです。でも実際に見てみるとこんなにスゴい曲だとは…譜面を見ながら身震いしたのは初めてかも知れません。
アレンジしながら何度もドビュッシーがムソルグスキーについて書いていた言葉が頭を過りました。
”私たちのうちにあるもっともよいものを、彼ほど優しく深みのある口調で話した者はいない。前例のないその芸術、ひからびたきまり文句のないその芸術によって、彼は独自だし、今度もまた独自であり続けるだろう。かってかくも洗練された感受性が、かくも単純な方法で翻訳されたためしはない。”
まだ譜面が出来ただけなんですけど、本当にいい勉強させてもらったなと思います。さて、問題はこれからなのですが…
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by onkichi-yu-chi
| 2019-09-28 13:42
| おんきち
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学生ギターコンクールは村治佳織、木村大といった著名なギタリストも入賞者に名を連ねており、その入賞者の中には現在第一線で活躍している方が数多く見受けられます。このコンクールの歴史はそのまま日本のクラシックギターの歴史と言っても過言ではありません。
神田さんは高校時代からこのコンクールに挑戦して、二年前に三位、そして今回は一年がかりで入念に準備して見事に一位を獲得しました。音楽の他にもしっかりと学業に励みながら、この結果は本当に素晴らしいです。
私も大学時代に何度か挑戦しましたが、結局入賞する事は出来なかったですね…
でも丁度20年後にまさかこんな結果が出るとは思いませんでした。感慨深いです。
それで冒頭の写真です。最近は滅多に読む事もなくなった現代ギターなんですが、コンクールのレポートが載っているということで本当に久しぶりに購入してしまいました。久しぶりに読んでみると昔はチンプンカンプンだった理論とか音楽史がスゴく面白く読めるようになっていたのにちょっと驚きました。
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by onkichi-yu-chi
| 2019-09-24 13:36
| 雑記
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