
今村泰典先生のレッスンを受講してきました。短い時間でしたがとても有意義な勉強をする事が出来ました。ものすごく大きな音楽的なバックボーンがあって、非常に厳格でもあるけれど、音楽はとても自由。何故数多くの有望な若手が今村先生の元に学びに行くのかが良くわかります。音楽において "心の欲する所に従って矩(のり)を越えず" を実践することが出来る希有な方だと思います。
当日はバッハのBWV1005のフーガで受講しましたが、長年の疑問であった”バッハは何故偉大なのか”というポイントを分かり易くずばりと指摘してくれて、それに関するヒントを実際の演奏の中で色々と示してくれました。演奏はより難しくなってしまいましたが面白さは格段に増えました。
古楽の専門なのでリュートかギターでのレッスンかと思ったら当日は電子ピアノでのレッスンでした。でも電子ピアノでもあれだけ豊かな音楽が作れるんだなあ…弘法筆を選ばずですね。
買って来たCDです。まだ聞き込めてないですがヴァイスは絶品です。

久しぶりにブログ更新&久しぶりの本番演奏の報告です。
京都の北文化会館で開催された"Concerto di Settembre 10"に参加してきました。
フルートでの演奏が中心になっているコンサートですが、聞いているお客さんが飽きずに聞けて楽しめるようにという主催者の配慮でフルートの他にもピアノやバイオリン、コントラバス。声楽に二胡、はては元は楽器ではないモノまで何でも笛に変えてしまう謎の集団が来たりと…まるでバイキングのとり放題のような楽しいコンサートでした。
今年が節目の10回目、そして最後の会との事でしたが、またいつか違う形でも是非続けて頂きたいコンサートでした。
このコンサートでフルートと一緒にジュリアーニの協奏風大二重奏曲を演奏しました。今年はたまたまこの曲を三回も演奏する機会があって何かと不思議な縁を感じます。
でも良い曲ですし、演奏するたびに音楽的にもギターの技術的にも色々と思いつく事があってとても勉強になります。フルートの徳本さんが動画を撮ってくれたので載せておきます。
全四楽章です。