ピノギター教室はギタリストの松永一文さんとエリカ・シュトローブルさんが主催するギター教室です。二人ともソリストとして素晴らしいギタリストであるだけでなく、ピノエテルナというギターデュオでCDを何枚か発表しておりアンサンブルに関してもスペシャリストです。以前からレッスンを受けてみたいな〜と思っていたので今回の合宿に参加させてもらうことになりました。

合宿所の最寄り駅、比良駅です。

駅からの眺望。

琵琶湖の岸辺。海ではないのに何故か潮の香りが漂います。

合宿所はここから歩いて30メートルもないところです。期間中は湿度がとても高かったんですが、琵琶湖のせい?

湖の反対側に振り返ればそこは直ぐに山。大阪からの参加者の一人がものスゴい田舎に来てしまった…と言ってましたが、この程度、姫路では珍しくも何ともありませんw

レッスンの会場になったPIMミュージックスクール。
期間中は松永さんの他に、同じく合宿に遊びに来ていたギタリスト岩崎慎一さん、それとエリカさんのアンサンブル、指揮とバロックダンスのレッスンを受講してきました。
松永先生のレッスンはとにかく濃密でした。受講曲はヘンツェの「三つのテントス」より。
繊細さと大胆さ、細かな譜読みとその解釈、全体の構成などレッスンの内容は多岐に及び、あっという間に時間がきてしまいました。目の前でものスゴい音(デカイとかそういう意味でなく)で演奏されるのでとにかく圧倒されたというのが強烈に印象に残ってます。
岩崎先生のレッスンはとても親切で親しみ易い感じでした。受講曲はタレガの「椿姫幻想曲」
どの部分を聞かせるか、その為にどういう技術が必要でどう使うのか。とにかく引き出しが多くて色々な選択肢を示してくれました。また技術的にかなり大きなヒントを頂けました。ひょっとしたら長年の課題に終止符を打てるかも…
エリカ先生のレッスンはアンサンブルやバロックダンスのレッスン。
バッハの組曲などでおなじみの舞曲を実際にギターの演奏に合わせて踊ってみました。これがとても楽しかったです。これから実際に舞曲を演奏する時いままでと違った感じになりそうです。
アンサンブルでは実際にみんなの前に立って指揮をする、簡単なフレーズをみんなで演奏してみてその感想を聞いてみるという内容。技術的に難しいことは何もなかったけど、音楽表現の根本についてかなり考えさせられる内容でした。自分は本当に心から演奏出来ているのか…改めて考え直す機会になりましたね。
それにしてもエリカ先生は演奏するときも踊るときも心から楽しそうでした。かくありたいものです。
短い時間の中に内容が詰め込まれてて結構ハードな合宿でしたが楽しかったです。レッスンが終わってからもみんなギターを手に合奏したり歌ったり、宴は夜遅くまで続きました…
久しぶりに沢山のギタリストにあってギター成分をたっぷり吸収出来ました。
さてと頑張るぞ〜。
おまけ

合宿所近くのカフェのわんちゃん。
最近は夜明け前に散歩に出かけ、太陽が昇る前の空の写真を撮るのが密かな趣味だったりします。空の違いが良くわかるようにいつも同じ場所で録ってます。本当は毎日アップする予定だったんですが、筆無精なもので…
今月の写真を何枚かピックアップ。

茜色に染まる黒い雲と夜明け前の蒼色、そして地平線の赤のコントラストが気に入ってる一枚。

雲一つない空、と言いたいところですが隅に雲が映ってます。この日は比較的涼しくて過ごし易かった記憶があります。

やや曇り空。

大型台風マーゴン直撃前。写真では良く伝わらないかもしれませんがこの世の終わりの様な空でした。ここだけでなく日本全国で目撃されていたみたい。

今朝の写真。可もなく不可もなく。
おまけ

アンサンブルの合わせで大阪に出かけた時に見つけた入道雲。
THE 夏 という感じです。

ヘルダーリンによる三つの断章 三つのテントスの楽譜。
机の上に置かれているのはリュートと楽譜?そして切断された一本の腕。
30代で狂気に陥り、塔に幽閉されたヘルダーリンを暗示してるのかな。
この曲を初めて聴いたのはNaxosのJeffrey Mcfadden のCDでした。
硬質、金属的な響きの中に浮かび上がる病的かつ官能的な歌。
一発でファンになりました。
こういうタイプの曲、ギターにはあまりないんですよね。
7/10に美山ギター音楽祭を共にした仲間たちとコンサートを開きますが、
その中で演奏させて頂くのがこの「三つのテントス」です。
Summer Concert 〜 美山音楽祭で出会った仲間達
7/10(日)14:00開場 14:30開演
会場:大野ホール
阪急宝塚線「服部駅」下車
線路沿いを宝塚方面に徒歩三分
入場料 500円
チケットはありません。当日受付にてお支払い下さい。
プログラム
ソル/モルソー・ドゥ・コンソール
タレガ/アルハンブラの思い出
ブリテン/ノクターナル
バッハ/BWV1001
ジスモンチ/水とワイン
他
500円の入場料で色んなタイプのギタリストの演奏を堪能出来る大変お得なコンサートです。是非皆様のご来場をお待ちしております。
この楽譜にはギターソロの「三つのテントス」と歌とのアンサンブル物、「三つのヘルダーリンの断章」が含まれてます。この歌もまた絶品です。いつか歌の方と一緒に完全版を演奏してみたいものです。

コンサートの情報です。
昨年も開催されて大好評を博した企画の第二弾です。
ピアノdeクラシック リスト生誕200年
2011年8月3日(水)
18:30開場/19:00開演
入場料 1500円/高校生以下1000円
会場 姫路キャスパホール
JR姫路駅西北すぐキャスパビル7F
チケット販売所
姫路キャスパホール
パルナソスホール
文化堂本店
やぎ楽器本店
出演者
竹内恵美
村上ひろみ
吉田裕文
プログラム
パガニーニによる超絶技巧練習曲より
第三番「ラ・カンパネッラ」・第六番
二つの演奏会用練習曲より
「小人の踊り」
三つの演奏会用練習曲より
「ため息」
小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
ハンガリー狂詩曲 第二番
ほか
昨年は前売りも当日も売り切れたという大人気の企画なので、興味のある方は是非お早めにチケットのご購入を。
去年はショパンイヤーで、今年はリストイヤーか…
ピアニストは有名な作曲家の曲だけでも膨大な量のレパートリーがあってうらやましい限りです。

10日のコンサートの合わせ練習で大阪まで行ってきました。
ついでに新しくなった駅ビルの中をうろうろしてきました。

駅中央上空にある広場

さらに上に行くと農場があるらしいです。

屋上から眺める貨物ヤード。
赤茶けたトタン屋根とスカイビルが混在しているのが、なんだか不思議な景色です。
周辺も工事が続いていて、大阪駅周辺は今までの見慣れた景色から一変しようとしてますね。
合わせの帰りにPia Jullienに行って、コントラバス奏者の吉田秀さんのライブを見てきました。スゴかったです。本物のアーティストはその場所の空気を完全に自分の世界に変えてしまいますね。良いものを見させてもらいました。
一曲、コントラバスの弾き語りみたいな曲があったんですが、面白かったです。ああいう曲、ギターでもないのかな?
おまけ
最近スゴい勢いで伸びてるゴーヤ。
そっから上には行けないよ。

今年も梅雨が明けますね。
もはや風物詩といってもいい。
春先はちょっと期待したんだけど…
最近、知り合いの方にベイスの記事書いてないねって言われました。
そうですね、最近は書かなくなりました。
ファンじゃなくなった訳ではないです。
毎試合(心の中で)応援してますし、勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。
でも、どうしてもベイスの記事はネガティブに走りがちだし(この記事もそうだし。)
愚痴りたくないので自然とそうなってしまいました。
というわけで、これからもひっそりと応援を続けていきたいと思います。
とりあえず投手陣、特に先発はもうちょっと気合い入れてください。
来年、村田が抜けたらどうなるんだろ。
それ以上にチームが存続してるのかな…
そういえばベイス以上にカープの転落の方にびっくりしてます。
交流戦であんなに落ちるとは思わなかったなあ。