レッスンに行く前に思ったことをつらつらと・・・
華やかな「魔笛」の変奏曲に比べて、やや感傷的、牧歌的な印象の有る曲。Introからして、さあこれから楽しい物語が始まりますよーという感じてはなく、じいさんが昔を懐かしみながら、「そうさ、昔はこんなことがあったんだが、さてなにから話そうかのう?」と孫に語りかけているようなイメージ。また、その後に続くThemeがとっても美しい。延々となり続けるDのペダルの上でメロディーが朗々と歌い、その後に続く後半の和声の変化も鮮やかで、このテーマは大好きですね。
6弦をDに変えるのは、ギターにとっては常套手段でわざわざ変調弦というのもなんですが、5弦のA、4弦のDと共鳴する弦が多く、6弦Dのベース音の上でメロディーを歌うと、実際の音程以上の幅、深さを感じるのでとっても気持がいい反面、演奏が重くなる、しつこくなる、共鳴する弦が多く消音が面倒等・・・まあ、とりあえずあまりねちっこくならないように注意は必要かなと思います。あとMarlboroじゃなくてMalborough。
さて実際のレッスンで金谷師匠に言われたことを簡単にまとめると、
Intro Andante largo次のThemeがAllegrettoなので、対比をだすためにももう少し遅く。出だしは自由に(それこそ独白みたいにしてもいいか)、終盤のAのペダル上で上昇して行く音型は素直に(自然に)アゴーギクを変化させる(どうしても突っ込み気味になりがちで、ちょっと怖い所です、バランスって難しい)
Theme Allegrettoきれいに弾けてるらしい、ただ鳴りっぱなしの低音は新しいフレーズに入る前にしっかり消すこと。終盤D7への進行は慎重に。
Var.1(スピードを早くということではなく)推進力を持つこと。後半部冒頭のアルペジオ部分、アルペジオに気を取られず、A→Dのメロディーを6/8のリズムに乗せて軽快に表現すること。
Var.2 Andantino mineurやはり消音を注意される。最高音Dの前に下に溜まった澱んだ音を取り除くこと。最後の4小節、分厚い和音のテンションとその後の高音とのコントラストを有効利用。
Var.3 Tempo primo majeur一番派手な変奏。出だしのテンポに戻ると考えると思っていたよりはかなり早くなる。オクターブの運指についての考察、歯切れ良く弾くのはなかなか難しい。
レッスンのテープを聴きながら書いてますが、師匠の音が毛筆ならこっちの音は太さの変らないマジックのように聞こえる・・・タッチのスピードの問題もあるんだろうけど、それだけでもないだろうと思う。なかなか壁は厚い、挑みがいあります。
先日のレッスンの課題曲はソルの「マルボローの主題による変奏曲」、数多くの変奏曲を残しているソルの作品の中でも「魔笛の主題による変奏曲」についで演奏会数の多いと思われる作品です。
「それで、結局マルボロは戦争に行ったんですかねえ?」「さあ、どうなんでしょう。」そのあたりに詳しそうな佐野先生もはっきりとはわからない様子。この曲の元になっている歌のタイトルには「マルボローは戦争に行く」と「マルボローは戦争に行った」の二つの説が有って、どっちも見かけた気がする。
そんでとりあえずググってみる。どっちもヒットするなあ、おっとマルボローは戦争に行くで、過去形ではないとのコメントあり、ソル倶楽部でも「マルボローは戦争に行く」となってます・・
あーっと、どうでもいい調べものしてたらあっという間に時間がたってしまった、とりあえずレッスンの内容についてはまた後日。マスク着用・手洗い消毒をしながら、レッスン中は換気を行い安全な環境でのレッスンを心がけております。リモートでのレッスンにも対応します。
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英賀保・飾磨教室
英賀保教室
場所:英賀保駅前文化教室・小教室
曜日:毎週木、土曜日
時間:木曜日18:00〜22:00 土曜日10:00〜18:00
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レッスン回数:月3〜4回(演奏会前等回数が減る事があります)
入会金:4000円
月謝 入門コース 6000円
普通コース 8000円
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嵐山教室
場所:姫路文化教室(姫路市嵐山町4)
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ワンレッスン:30分
レッスン回数:月3回
月謝 7000円
どちらもマンツーマンによる個人レッスンです。
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