梅田の怪人
2008年 05月 31日

梅田の大阪四季劇場にてオペラ座の怪人見に行ってきました。日本では1988年から上演されているかなり歴史のあるミュージカル。見たことないという人でも、冒頭のショッキングなオープニングテーマは絶対に聞いた事あると思います。
今までミュージカルはあまり見たことありませんでしたが、映画でみた「オペラ座の怪人」がかなり面白かったこと。それでもやはり原作の方がいいという声を方々で聞いたこと。ということで一度は見に行かないと、と思っていました。
実は昨年一度見に行ってたのですが、前半の最大の見せ場であるシャンデリラの落下現場の時、上空に出現するファントムを見逃すという大チョンボをしてその事を彼女に笑われてしまい、(今考えたらその時になにを見てたんだろう?)今回はそのリベンジです。

やっぱギター弾きなので音楽はどうしても気になってしまうのですが、改めて聞いてもアンドリュー・ロイド=ウェバーはスゴい。場面場面に使われている曲が絶妙、同じテーマでも少し形を変えるだけでこんなにも幅広い感情を表現出来るとは。素晴らしいの一言です、他のヤツも一度は見て聞かないといけない。
今回の出演者を確認してみると前回見た時とほとんど同じでした。覚えてる部分ではクリスティーヌ・ダーエとマダム・ジリーだけが違ってた(細かい所ではもっと違うのかな。)ただ舞台の印象はかなり違ってました。
なにが理由なのかと考えたんですが、ファントム役の佐野 正幸さんの印象が飛び抜けてたんですね。最初に見たときファントムは前回と別人がやっているのかと勘違いしたくらいです。なんだか以前より随分引き締まって雰囲気もまるで違う。
勿論他の人も良かったのですが、ファントムの出来があまりに素晴らしかったため終盤に他の役の人がすっかりかすんでしまった印象が残ります。逆に劇全体のトータルバランスは前回の方が良かった様な気がするから不思議なものですね。
カーテンコールでの佐野さんへの拍手の大きさもそれを物語っている気がしました。
とにかく色々と楽しませてもらいました。ちょっと不満があるとしたら音響の面かな。かなり舞台近くの席で聞いていたので、役者の歌とスピーカーから聞こえてくる音との間にちょっと違和感がアリ、出来ればオーケストラピットと生の声で聞いてみたいと思ったけどそれは「オペラ」の領域ですね。これは仕方がないのか。
また機会があれば「オペラ座」だけでなく色々と見に行きたい。
でもチケットが高い・・・金がかかる舞台だというのも良くわかりました。
by onkichi-yu-chi
| 2008-05-31 23:48
| 雑記