傑作の森「4、5、6番」
2008年 05月 16日

先週に引き続き、西宮の兵庫県立芸術センターです。今日は素晴らしい天気でした。
「会場に到着したときのワクワクする感情の目覚め」
6番がプログラムに入ってたからではないんですがw
本当に会場に着いた時になんとなくそんな予感しました、
今日は素晴らしいコンサートになるのではないかと。

演奏も素晴らしかった。特に「運命」!
これはちょっと言葉にできない程の素晴らしい体験でした。何故古今東西の素晴らしい音楽家が繰り返し「運命」に挑戦するのか、何故この楽曲がクラシック屈指の名曲と言われているのか。その本当の理由がようやく分かった様な気がします。ハンマーで扉をたたき壊す様な衝撃的な「運命」でした。
勿論、有名極まりない曲なのでCDやらテレビで繰り返し何度も聴いていたんだけど、恥ずかしながらライブで聴いたのはこれが初めて。やはり音楽は生でないと伝わらない事があるんだな、って改めて思いました。
「運命」に入る前、オーケストラのメンバーにものスゴい緊張感が漂っていました。最初から最後まで一切気を抜く事の許されない大曲に全力で取り組んだ姿勢が素晴らしかった。これからは襟を正して聴かないといけないなあ。
4番、6番もとても良かった。改めて聴いてみると4番はすごくポップで分かりやすい曲だなと感じました。(演奏するのはなかなか大変そうだが)もう少し演奏機会が多くてもいい曲だと思います。
指揮者も相変わらず絶好調です。あまりにも好調で6番の指揮中に踊り始めたので思わず笑ってしまった。
あっという間に終ってしまった素晴らしい回でした。
さて、今回で折り返し地点。次回は7番、8番と三重協奏曲です。
楽しみです!
そういえば、「運命」に関して指揮者の井上道義さんが女子供はおよびでない「漢」の音楽だといってました。正にそういう曲だしそういう演奏だった。と感じたんですが、ふと考えた。
もし女の人だけでオケを作って「運命」演奏したらどんな演奏になるんだろ?
指揮者は勿論西本智実さんで。どっかでやってくれないかな。
by onkichi-yu-chi
| 2008-05-16 21:26
| おんきち