How to 暗譜 part.2
2011年 03月 30日
前回の譜読みに続いて実際の練習の手順を書いてみます。
1 運指付け、ポジション確認。
ギター持って音出しの練習を始めますが、最初はとにかく運指とポジションの確認に努めます。運指は弾くたびに変わる事も良くありますが、出来るだけ明確にするようにします。例えば3の指か4の指かという細かいとこや、一フレット動くだけの小さなポジション移動も出来るだけハッキリとしておいた方がいい。こういう細かいところが最終的に暗譜を完成させる時に大きな障害になってる気がします。
2 出来るだけ声を出して歌う。時には楽器を手放す。風景をイメージする
楽譜を見て、楽器を弾くという作業は
インプット
楽譜と指の型を視覚から
出てくる音を聴覚から
指にかかる圧力を触覚から
と多くのインプットがありますがアウトプットは楽器の音だけです。このアウトプットを増やせば記憶の定着も更に良くなるはず、という事で練習中は積極的に声を出して歌う事にしています。実感として声を出すのが億劫になってきている時は練習に対する集中力がかなり落ちていると思います。
また一旦楽器を手放して楽譜を見ながら歌う時間を出来るだけ持つようにしています。練習の時間が長くなって疲れてくると逆に楽器を手放すのが億劫になる時がありますが、そういう時こそ勇気を持って楽器を手放してください。練習中には見えにくかった楽譜の全景がよく見えるのではないかなと思います。
その楽曲がBGMに使われるとしたらどんな場面かっていうのを考えたり、想像しながら弾くのもいいですね。映画の中で使われてる音楽は単体で聴くよりも覚えてるものです。風景と音楽をリンクさせるというのはとても効果的だと思います。
3 練習中は楽譜から目をきらずに練習。音出しはゆっくりと
特に練習を始めた頃は出来るだけ楽譜から目をきらずに練習してます。出来るだけ左手を見ない。ポジション移動が激しくて左手を見ないといけない時でも直ぐに譜面の弾いている場所に戻れるようにします。演奏中の感覚と楽譜を出来るだけ一致させるためです。
音出しは出来るだけゆっくりと一つ一つの音を味わいながら弾くようにしてます。楽譜を見ながら最後までゆっくりと通せるようになるまで続けます。ある程度できるようになってきたら目をつぶって楽譜をイメージしながら弾いてみるのもいいですね。
4 楽譜から運指をイメージする。
楽譜だけを見ながら最後まで運指がイメージ出来るかの確認作業。音出しとは反対の方向から記憶を埋めて行きます。
運指が直ぐに思い浮かべられないところは実際に弾いても落ちる可能性が高いです。楽器を持たずに先に運指を付けてイメージトレーニングをするという方法もあるようですが、私の場合は先に楽器を触って運指を付けた方がよりイメージを持ち易かったのでこっちの作業の方を後からやります。
家にいると色々と集中出来なかったりするので近くのファミリーレストランでやってました。ドリンクバーで何時間も粘ってたので嫌な客だったろうなと思いますw
最終的に脳内で左手の運指と楽譜のイメージを同時に再生出来る様になれば最高です。
前回書いた譜読みもずっと続けてください。練習の課程が進んで行くにつれて最初は意味をなさなかった音符のイメージが少しずつ変化して、頭の中に入ってきているというのが実感出来るのではないでしょうか。
楽器を持つ練習、楽譜からのイメージトレーニングを繰り返して、突っかかりながらでも最後まで弾ける様になれば九割方覚えたも同然です。後は、
5 録音する
これはとても効果があります。自分の音を録音して聴くのはなかなかつらい作業ではありますが、とてもいい練習になります。録音して直ぐに聞くのもいいですが、しばらく寝かせてから聞くとまた新しい発見があります。
一度録音を聴いてから再度練習すると確実に良くなると思いますし、覚えも早くなります。最近は安くていいレコーダーがあるので是非購入してやってみてください。
まだまだ改良点はありますが現段階ではこういう風に覚えるようにしています。
おまけ
タンスマンのダンサポンポーサを写譜して更に小節ごとに切り抜いた楽譜ジグソーパズル。
作ったはいいけど実際にはあまり使わなかったですw
写譜はいろいろと発見があるけれど、覚えるという点に関してはそれほど効果的な方法じゃないような気がしました。なんせ時間がかかります。カヴァティーナ組曲を全部書き写してパズルにしたら全部で7時間弱かかってしまいました…。だったらその時間を音読に回した方が良かったかもしれません。
1 運指付け、ポジション確認。
ギター持って音出しの練習を始めますが、最初はとにかく運指とポジションの確認に努めます。運指は弾くたびに変わる事も良くありますが、出来るだけ明確にするようにします。例えば3の指か4の指かという細かいとこや、一フレット動くだけの小さなポジション移動も出来るだけハッキリとしておいた方がいい。こういう細かいところが最終的に暗譜を完成させる時に大きな障害になってる気がします。
2 出来るだけ声を出して歌う。時には楽器を手放す。風景をイメージする
楽譜を見て、楽器を弾くという作業は
インプット
楽譜と指の型を視覚から
出てくる音を聴覚から
指にかかる圧力を触覚から
と多くのインプットがありますがアウトプットは楽器の音だけです。このアウトプットを増やせば記憶の定着も更に良くなるはず、という事で練習中は積極的に声を出して歌う事にしています。実感として声を出すのが億劫になってきている時は練習に対する集中力がかなり落ちていると思います。
また一旦楽器を手放して楽譜を見ながら歌う時間を出来るだけ持つようにしています。練習の時間が長くなって疲れてくると逆に楽器を手放すのが億劫になる時がありますが、そういう時こそ勇気を持って楽器を手放してください。練習中には見えにくかった楽譜の全景がよく見えるのではないかなと思います。
その楽曲がBGMに使われるとしたらどんな場面かっていうのを考えたり、想像しながら弾くのもいいですね。映画の中で使われてる音楽は単体で聴くよりも覚えてるものです。風景と音楽をリンクさせるというのはとても効果的だと思います。
3 練習中は楽譜から目をきらずに練習。音出しはゆっくりと
特に練習を始めた頃は出来るだけ楽譜から目をきらずに練習してます。出来るだけ左手を見ない。ポジション移動が激しくて左手を見ないといけない時でも直ぐに譜面の弾いている場所に戻れるようにします。演奏中の感覚と楽譜を出来るだけ一致させるためです。
音出しは出来るだけゆっくりと一つ一つの音を味わいながら弾くようにしてます。楽譜を見ながら最後までゆっくりと通せるようになるまで続けます。ある程度できるようになってきたら目をつぶって楽譜をイメージしながら弾いてみるのもいいですね。
4 楽譜から運指をイメージする。
楽譜だけを見ながら最後まで運指がイメージ出来るかの確認作業。音出しとは反対の方向から記憶を埋めて行きます。
運指が直ぐに思い浮かべられないところは実際に弾いても落ちる可能性が高いです。楽器を持たずに先に運指を付けてイメージトレーニングをするという方法もあるようですが、私の場合は先に楽器を触って運指を付けた方がよりイメージを持ち易かったのでこっちの作業の方を後からやります。
家にいると色々と集中出来なかったりするので近くのファミリーレストランでやってました。ドリンクバーで何時間も粘ってたので嫌な客だったろうなと思いますw
最終的に脳内で左手の運指と楽譜のイメージを同時に再生出来る様になれば最高です。
前回書いた譜読みもずっと続けてください。練習の課程が進んで行くにつれて最初は意味をなさなかった音符のイメージが少しずつ変化して、頭の中に入ってきているというのが実感出来るのではないでしょうか。
楽器を持つ練習、楽譜からのイメージトレーニングを繰り返して、突っかかりながらでも最後まで弾ける様になれば九割方覚えたも同然です。後は、
5 録音する
これはとても効果があります。自分の音を録音して聴くのはなかなかつらい作業ではありますが、とてもいい練習になります。録音して直ぐに聞くのもいいですが、しばらく寝かせてから聞くとまた新しい発見があります。
一度録音を聴いてから再度練習すると確実に良くなると思いますし、覚えも早くなります。最近は安くていいレコーダーがあるので是非購入してやってみてください。
まだまだ改良点はありますが現段階ではこういう風に覚えるようにしています。
おまけ

タンスマンのダンサポンポーサを写譜して更に小節ごとに切り抜いた楽譜ジグソーパズル。
作ったはいいけど実際にはあまり使わなかったですw
写譜はいろいろと発見があるけれど、覚えるという点に関してはそれほど効果的な方法じゃないような気がしました。なんせ時間がかかります。カヴァティーナ組曲を全部書き写してパズルにしたら全部で7時間弱かかってしまいました…。だったらその時間を音読に回した方が良かったかもしれません。
by onkichi-yu-chi
| 2011-03-30 08:02
| おんきち

