アレテクメモ 10/15
2009年 10月 14日
必要なものはほんの少しの『 』です。
私達の問題は何か『 』なものを求めることです。
その『 』なものとは実は
『 』のことなのです。
(だったと思う、レッスン中に覚えていた筈だけど家に帰ると記憶が曖昧だ)
この日のレッスンは、ホワイトボードに書かれたこの言葉の虫食いを埋めていく作業でした。
この言葉はアレキサンダー自身のものではなく、彼にレッスンを受けた高弟の方の言葉らしいです。その人の名前も書いてあったのですがもう忘れてますw
会場について直ぐの時は少し頭が落ち着いていなかったようで、当てずっぽうに色々と言葉を出してみるのだがなかなか当てはまらない。当てはまらないしなんだか正解が出る様な感じがしない。脳の表面に出てくる言葉を何も考えずにすくって出している感じでしっかりと方向を持った考えが浮ばない状態でした。
ただ先生と会話を交わしているうちに少しずつ考えの方向性がまとまってくる。そうするとその様子が表情に出て来たようで「少し考え方が変わって来た様に思われます。」と先生に指摘された。
何が切っ掛けに切り替わったのかということがとても大切になるのだが、そこで起きた変化を挙げてみると
・周囲と自分の空間に意識が回る様になった
(それまでは黒板に目が釘付けになって、周りに気が配れていなかった。)
・手で顔を触らなくなった
(顔を触っていることは自覚していたが、手が勝手に動く瞬間を意識することは出来ていなかった。)
・問題に向き合ってしっかりと考えることが出来る様になった。
(それまでは回答しようとすることに意識が向いていて焦りがあったが、問題にしっかりと向き合って焦らずに深いところから思考することが出来た様に思う。)方向性がしっかりとあっている自覚があり、焦りが無くなった。
しっかりと考えられなかった状態と考えることが出来る様になる状態に移行出来たのは、アレキサンダーの言う「抑制」(目的に至る手順を追うこと)が出来ていたからではないかと指摘された。
回答が分からないというストレスを投げ出さずに一度その場に留まり状態を把握するということがその場で出来ていたということになる。これまでの体験が少しずつ身になっているんだなということが実感出来て良かった。
思考するのは頭だけでなく、身体も思考しているということ。そして問題を解決する際には答えを直ぐに求めるのではなくその問題にしっかりと向き合うということがなによりも大事なのだな〜と感じることが出来ました。
そしてアレキサンダーテクニークは足し算ではなく引き算だということを改めて言われました。
何か目的を達するために何か新しいものを付け加えていくというよりは、今の自分の状態をしっかりと把握してその中で無駄なものを省いていくというアプローチをとるということ、そしてそのために「抑制」はどうしても必要になるとのことでした。
"完全さとは付け加えるものが何もない状態というよりはむしろ取り去るものが何もない状態のことだ"
正にサンテクシュベリの世界ですね。
とこんな感じでレッスンは終りました。一時間の時間のうちのほとんどを椅子に座ったまま黒板を前に考えるという作業に使いましたが、有意義な時間だったと思います。
皆さんは冒頭の言葉にどのような単語が当てはまると思いますか?
ヒントを言うと
・最初は漢字一文字、読みも平仮名一文字
・二番目〜四番目は漢字二文字
・二と三は同じ文字が入る。
皆さんもよかったら考えてみて下さい。
by onkichi-yu-chi
| 2009-10-14 21:01
| 雑記