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兵庫県立姫路工業高校のデザイン科の作品展に言ってきました。
昔ギターを習っていた生徒さんがこの高校の在校生で今年で卒業になるので、ちょっと作品見てみようかなくらいの軽い気持ちで出かけましたが、気付けば3時間ぐらい中に入り浸っていました。その後用事がなかったらまだまだいたかもしれないです。本当にびっくりしました。姫路工業やるなあ〜。

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まず驚かされたのはレベルの高さとその展示量。展示内容を見るとその内容が非常に多岐に渡っているのがわかります。『平面、立体構成、CG、製図、CAD、3-Dプリンター、絵画、建築、染色、陶芸、皮革 等』
と書かれていたので、それぞれ自分がやりたい分野の作品だけをやっているのかと思いましたが、(おそらくですけど)全員が全部の課題をやらなければいけないようで、展示されている量が本当に膨大です。ここに載せている写真も本当に一部分だけです。

写真撮り損ねましたが、個人的には「点、線、面の配置」や「白から黒へのグラデーション」の課題が興味深かったです。点だったら点だけを配置してデザインするという非常にシンプルな課題なんですが、それだけに個人のセンスや技量が良く分かる面白い課題だなと思いました。絵は本当にからっきしなんですけど、こういう基礎的な部分をしっかりと時間をかけて教えてくれる環境があれば絵が面白くなったかもな、と思いながら見ていました。

そして展示のメインは3年生による卒業制作です。
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作品の横にレポートが添えてあり読めるようになってたのですが、これがとても興味深い内容でした。

デザイン課を志望した動機、自分の好きを形成し支えてくれた人、モノ、体験(この過密日程の中で部活動を謳歌する強者もかなりいて驚きました。)充実した学園生活への感謝、あるいは眩し過ぎるクラスメイトたちへのまなざし…(これは痛い程よく分かります…素直に表現出来ているのが本当に素晴らしいと思います。)そして好きな事をやっている自分を温かく見守ってくれる家族への感謝。

今年の卒業制作の課題は”ありがとう”ということで、確認した訳ではないですが、おそらく自分なりの”ありがとう”が表現されていれば何でも良い、という大喜利の様な課題だったと思われます。(中にはCGの紙芝居で平成を振り返るというのもあって面白かった。)

でもこの課題は抽象的で自由度が高く、何をやっていいのか正解が無いものなので、その分難しい課題だともいえます。生徒達は課題製作や進路の締切に追われる中で自分なりの”ありがとう”を探し出さなければ無かったはずです。

18年という人生を振り返り、自分はどういう風に生きてきたか、そしてどうなりたいのか、そして何に囲まれて、支えられて生きてきたのか、拙いながらも必死に答えを探している様子がレポートからそして作品からヒシヒシと伝わってきました。自分が同世代だった時を思い出して懐かしくも思いながら、これほど充実した時間を過ごしてきた彼らが本当に羨ましくなりました。指導された方も素晴らしいです。とてもいいものを見せてもらいました。

後、レポートに多く書かれていたのがデザイン課の尋常ではない課題の多さでした。もうほんとうにほぼ全員です(笑)課題が多過ぎて、みんな寝不足で徹夜気味で仕上げたとか…高校時代そんなに勉強した記憶がないですね…
で、その中でスケジュール管理、優先順位の付け方、そして体調管理の大切さを痛感したと書かれていました。それを身をもって体験、体得したというのは本当に素晴らしい。ある子は社会人になる前に体験できて良かったと書いてましたが、本当にその通りで、未だに身に付いてない者としては頭が下がります…
なによりも素晴らしい仲間たちと励まし合い、切磋琢磨しながら共に乗り越えてきたという体験が本当に得難いもので、生涯の宝になると思います。

こういう展示はあまり見に来る事はなかったのですが、また来年も時間を空けて見に行ってみようかなと思いました。いい刺激を頂きました。










# by onkichi-yu-chi | 2020-02-14 02:20 | 雑記 | Comments(0)

渡部延男先生に寄せて

渡部先生の訃報を聞いてからもう10日以上が経つのだけれど、どうしても現実味が湧かずにこの期間を過ごしてきました。昨日、お別れ会に参加して懐かしい顔に久しぶりに会い、そしてスクリーンに映る渡部先生のお顔、そして声を聞いてようやく現実の事だと思い知り、早春譜を弾く間、悲しみの感情が溢れてきました。

渡部先生に初めてお会いしたのは第一回の美山ギター音楽祭の時。髪はなくてもイケメンな方で今となってはそれが本当に羨ましいのですが、それはさておき。

キラキラと輝く目がとても印象的な方でした。時にそれは幼い子供のような輝きにも見えたし、時には奥に潜む炎が抑えきれずに溢れてきているようにも見えました。純粋さが様々な形をとって現れてきているようで、少し近寄りがたかったという印象も残っています。

渡部先生はジストニアという病気を患い、一時音楽活動を離れている時がありました。音楽祭の時に一度だけ
”音楽を諦めようと思ったことはなかったのか?”
と聞いたことがあります。渡部先生は
”一度もない。”
とおっしゃったように覚えています。

将来を嘱望され、本人も音楽で生きると当然のように考えていた方の腕が急に動かなくなり、音楽を取り上げられる。それでも20年間、決して音楽を諦めることなく復活を果たす…

言葉にすれば美しく、ただスゴいことなのだと当時はよくも考えもせずに思いましたが、そんな生易しいものでは決して無かったはず。今となればその復活までの20年という途方も無い時間、渡部先生がどのような想いで過ごしてきたのかと思うととても言葉になりません。うちに秘めた炎が自分や周囲を焼け焦がした時間も少なからずあったはずだと思います。

そこからどのような考えを経て音楽を続けて来られたのか、そしてどのように美山ギター音楽祭に辿り着いたのか。

昨日のお別れの会の最後に茨木ギターフェスティバルでの渡部先生の演奏が流れました。手術によりジストニアを一時的に克服した時期の演奏です。曲目はポンセのソナタクラシカ。正直に言うとポンセのソナタの中ではあまり好きな曲目ではなかったのですが、その演奏を聴いてこんなにいい曲だったのかと驚かされました。録音状態が良かった訳ではないですが、銘器ハウザーを鳴らし切り、輝く様な音楽が隅々まで満たされているのがはっきりと伝わってきて

”この方の事を本当に理解出来てはいなかったんだな”

と思いました、聴く機会はいくらでもあったはずなのですが。

4回の美山音楽祭に参加して、マスタークラスで四苦八苦している姿を全部見られて、その後ありがたい事に何度かコンサートを見に来てくれる機会がありました。その中には正直いまいちな演奏もありましたし、逆にとても上手くいったという機会もありました。渡部先生の音、言葉をもう聴く機会は無いのですが、自分の良いところ、悪いところも全部聴いてもらえたんじゃないかという自負はあります。だから
”全てを聴いて下さって、ありがとうございました”
とお礼を言えました。

思えば美山には渡部先生がいて、そこに松村さんもいて、グロンドーナがいて、と絶えず尋常ではない熱が溢れていました。

渡部先生に
”美山がなければ今の自分はなかった。”と伝えたら
”それを聴けて続けてきて良かった”
と喜んで頂けました。

別れ際の握手がとても力強い方でした。
”これがヨーロッパのスタイルやねん!”
と茶目っ気たっぷりに。

美山の熱に温められそして救われた一人としてどうやって後世に伝えて行くか。これからの大きな課題を残された様な気がします。
ご冥福をお祈りします。
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# by onkichi-yu-chi | 2020-01-26 22:51 | おんきち | Comments(0)
おかんの弾きたい曲

"「どーもー、ミルクボーイで〜す!」"

"ありがとうございます。ただいまサバレスアリアンスの三弦、頂きました〜!こんなん何本あってもいいですからね。"

「あのな、おかんが何か弾きたい曲があるらしいんやけど、それがなんなんか思い出せないねんて。」

"ほなら、おかんが弾きたい曲どんなんか一緒に考えてあげるから特徴を言ってみて〜?"

「あのな、おかんが言うにはな、アルペジオの練習曲みたいで、初心者が最初に必ず弾く曲らしい。」

"禁じられた遊びやないか。その特徴は完全に禁じられた遊びやないか、直ぐ分かったやんそんなの。"

「それがわからへんのやな、おれも禁じられた遊びやとおもったねんけど、おかんが言うには最初は難しいけど後ろに行くにつれて弾き易くなるねんて。」

"ほなら禁じられた遊び違うか〜。禁じられた遊びの後半は前半の三倍難しいのよ。後半の三小節でみんな諦めんのよ。前半後半が入れ替わってたらあんなに流行らんかったで!ほんならもうちょっと詳しく教えてくれる、ん〜?"

「なんで映画音楽でこんなにヒットしたのか分からへんらしいねん」

”禁じられた遊びやないか!映画音楽でヒットしたギター曲って禁じられた遊び、カヴァティーナ。あと局所的に幸福の硬貨、そんなん禁じられた遊びに決まりやないか!”

「わからへんねん、それが。おれも禁じられた遊びやと思ったんやけどな、おかんが言うには聞いててなんでこんなに楽しい気持ちになるのかが分からへんねんて」

”ほなら禁じられた遊びちがうやないか!クラシックギターの曲で聞いてて楽しくなる曲なんて一つもないのよ!(一般的イメージです、すいません。)クラシックギターがBGMになっているシーンで笑っている俳優さん一人もいないのよ!ほんなら禁じられた遊び違うやないか!他にも何か言ってなかった、ん〜?”

「弾く時に、左手一本指で弾けるらしい。」

”禁じられた遊びやないか!指一本で弾ける曲って言ったら禁じられた遊びしか無いやないか!あと、ヴィラロボスのプレリュード1番!みんな指一本で弾いてるから最初から最後までコードがEmだけになんのよ!禁じられた遊びは指一本だけで楽して弾けて、俺でもギター弾けるかもしれないと思わせる最高級ギターホイホイなのよ!!禁じられた遊びに決まりや!おかんが弾きたいのは禁じられた遊び!!"

「でもな、おかんが言うには禁じられた遊びではないっていう」

”ほなら禁じられた遊びちがうやないか!”
というネタを考えました。
明けましておめでとうございます。

# by onkichi-yu-chi | 2020-01-06 02:27 | 雑記 | Comments(0)
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ストリングコンサート、無事に終了しました。ギター教室が今年取り組んだ”ボヘミアンラプソディー”は今まで取り組んだ曲の中で一番完成度が危ない出来でした。なにせ当日までまともに通った感じがありません…

リハーサル時にも各パートがそれぞれボロボロでこりゃ本番どうなるものやらと思いましたが、本番までの時間でのみなさんの追い込みと土壇場での開き直り(この辺りは先生譲りだと思われます。)が功をそうして、贔屓目無しに本番が一番いい出来という結果を見事に呼び込みました。勿論アラはいっぱいあるんですけど、本番が一番音楽を楽しめていたようで終演後みんなが笑顔でした。それがとても嬉しいです。

全体合奏での指揮、今年は四回目を迎えましたがようやく指揮ってこんな感じなのかなという感覚を少しだけ味わえました。瞬間、演奏者の意思が一つに纏まった様な感覚とその時の音の余韻がまだ身体の中にじんわりと残っています。あれは一体なんだったのか、またゆっくりと消化したいです。とても貴重な体験をさせてもらったのだなと感じています。

嵐のような一週間でした。そして同じく嵐のようだったこの一年もようやく終わりを迎えようとしています。

# by onkichi-yu-chi | 2019-11-18 00:34 | おんきち | Comments(0)
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気がつけばもう二日後に迫ってきました。今年もやりますストリングコンサート。
姫路市の弦楽器団体8団体+全団体合同の計9組の熱い演奏が繰り広げられます。

我らがギター教室YYストリングスは昨年大ヒットした映画”ボヘミアンラプソディー”よりタイトル曲、ボヘミアンラプソディーに挑戦します。

昨年かなり難しいと思われた”雨のあるキューバの風景”が弾けたので、これくらい楽勝だと思ってたらとんでもなかったです。今まで挑戦した曲の中でも最高難度といっても過言ではないです。メンバーの皆さん頭を抱えながらも果敢に挑戦してくれていますが、合奏の練習の度にとんでもない曲に手を出してしまったなあ…と思う事もしばしばでした。

しかし頑張りの甲斐あって、この最後の二週間ぐらいでアンサンブルの精度がぐっと高まってきました。こちらもみなさんの頑張りに応えられるよう、指揮台の上で最後まであがいてみようと思います。

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そして、全員での大合奏も今年はQueen! We are the Champions!
曲が曲だけにギターで全力で演奏してみたかった気もしますが、フレディーになったつもりで全身全霊でみんなの音を引き出してみたいと思います。

会場はパルナソスホール
13:00開場、13:30開演、入場無料です!

みなさまのご来場をストリングコンサートのメンバー一同お待ちしております。

# by onkichi-yu-chi | 2019-11-15 01:32 | Concert information | Comments(0)

姫路のギタリスト渡辺悠也のblog


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