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合奏練習

今日が二回目の合奏練習でした。

クラシックギターは一人でやる独奏が中心になっているので、どれだけ簡単な譜面を渡されても、いざ合奏の現場に放り込まれると戸惑う方も多いと思います。

一人で始まり一人で終わる独奏と違って、合奏は指揮者の指揮を見て弾き出すのですが、何もない空間にポンと音を投げ出すのは結構勇気がいります。休みのパートもありますし、自分が弾いていない時でもしっかりカウントを数えて自分が入るタイミングを待たなければいけない。ずっと一人で弾いているとなかなかこの間が待てなかったりします。

私もずっと独奏でやってましたけど、一時期ギターマンドリンオケで弾いていた時はあまりにも勝手が違って大変だったのを思い出します。ゲネラルパウゼ(楽曲の全停止)部分で一人だけ飛び出してしまったり、弾いている部分が分からなくなって落ちてしまったり、それはそれはもう失敗して恥をかいたものですよ……

ただ合奏には合奏の面白さがあります。自分の音が誰かに支えられたり、あるいは支えたりしながら音楽を作りあげていく楽しさは経験すると病みつきになります。時に自分の力以上を引き出せたりもしますし、どれだけ言葉を尽くしても伝わらない感情も一音で共有出来たりします。

それに合奏で経験した事はそのまま独奏にも役に立ちます。合奏でシンプルなパートに集中した後に独奏曲をもう一度見直してみてください。複雑な独奏曲も分解していけばシンプルなメロディー、ベース、それ以外の三つに分類出来るはずです。それぞれをバラバラに練習して、最後に自分の中の指揮者が統合する。独奏も合奏も最終的にやっていることに変わりはないんですね。

さて、本番まで残り一ヶ月を切ってしまいましたが、みなさん楽しみながら最後まで頑張りましょう!!
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by onkichi-yu-chi | 2012-10-26 22:18 | おんきち | Comments(0)

トレモロを読み易く

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するために、楽譜を書き直してみました。

この曲はレゴンディの”夢”という曲です。
レゴンディはロマン派を代表するギタリストの一部で、最近再評価の機運が高まっているギタリストコンポーザーの一人です。ここ数年、演奏会のプログラムにこの人の名前が挙がることが珍しくなくなってきました。

夢はレゴンディの作品の中でも特に有名で弾かれることの多い曲です。トレモロで歌われる旋律がとても美しく、いつかレパートリーに入れたいと考えていたので練習を始めることにしました。

楽譜は32分音符で書かれている旋律を単旋律に書き直しただけなのですが、楽譜の情報量が大幅に減ってページ数も圧縮された上にかなり見やすくなっています。これは昔、現代ギターというギター専門誌に載っていた方法なのですが、実際にやってみるとかなり効果がありましたね。

書き写している時にも色々と発見がありました。この曲が6/8で書かれている夜想曲で、旋律もそのリズムを活かしたものになっていること。ベース音も状況に応じてリズムの形を変えて旋律を支えていること。トレモロなしで弾いてみてもとても奇麗です。調は違うけどヘンツェのノクターンみたいです。そういえば昔はヘンツェのノクターンを遊びでトレモロで弾いてみたりしました。

とまあ楽譜を書いているうちに弾きにくい難曲のイメージがあったこの曲もかなりハードルが下がって取り組み易くなってきた気がします。曲に取り組むにあたって元々もっているその曲に対する先入観を取り除くことは完成までの時間、そして完成度に対しても大きな影響を与えます。難しい…と思って挑戦するとやはり難しくなってしまうんですね。

そのために出来るだけ気楽に曲に取り組んでみる。詰まった時は一度ギターを置いてゆっくりと楽譜を観察してみるのもいいと思います。ギターを弾いている時には気付けなかったことに案外気付いたりするものですよ。
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by onkichi-yu-chi | 2012-10-15 14:48 | おんきち | Comments(2)
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日時:平成24年11月23日(金)勤労感謝の日 13:30開場  14:00開演
場所:パルナソスホール 姫路市立姫路高等学校

入場無料


学生から社会人までが出演するヴァイオリン・チェロ・ギター・ヘルマンハープなどの弦楽アンサンブルのグループのコンサートです。ギター教室の生徒さんたちと一緒に参加します。僕は演奏せずに指揮で参加します。

パルナソスホールは駐車スペースが少ないので、バス等の公共機関を使ってご来場下さい。

皆様のご来場をお待ちしております。
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by onkichi-yu-chi | 2012-10-10 14:40 | Concert information | Comments(0)

音楽の父の像

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ドイツに旅行に行ってきた生徒さんのお土産です。
”音楽の父”バッハの陶器像。アイゼナハのバッハハウスに売ってたとか。

遺骨から生前どのような顔立ちだったのかをシュミレートして作ったらしい。
厳格で強い意思を感じる表情ですね。今はパソコンの前に置いてあります。


”息抜きもいいが、もっと他にやることがあるのではないのかね?”


はい………頑張ります。
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by onkichi-yu-chi | 2012-10-07 14:24 | 雑記 | Comments(0)
などと意味不明の供述をしており………


冒頭からすいません。
こんな始まり方でなんですが、今タレガにどハマりしています。

何故か?
何故でしょう?

数年前からいつかは取り上げないといけないと思いながらも、なんとなく食指が伸びなかったのですが、この間のろまん会で取り上げてからですかね。最近はずっとタレガばっかり弾いているような気がします。

タレガの楽曲が要求する技術は自分がもっとも不得意な分野です。

先ずはグリッサンドを伴う左手の縦へのポジション移動。2、3弦での高音部分の多用。
あるフレーズを複数の弦に渡ってとらずに、同じ弦の中でフレーズを取ることが多いので自然に上記のようなことが起きてきます。ギター弾きはじめて結構長い時間が経っているというのに未だにポジション移動が苦手な上に高いところの音が苦手だったりします… これじゃ生徒さんに申し訳が立ちません。

あと軽い音楽の運びを要求しているのに運指は結構重かったりすること。
これはプレリュードなんかの音楽を弾いている時に良く思うんですが、左手の抑える指の数が多い和音の頻繁な変更が出てきます。左手は抑える指の本数が増えてくると次の和音への移動が遅くなり、和音の処理が重たくなってきます。ただタレガの音楽はそこを重くせずに軽くすることを要求してくるので相当な左手の柔軟性と機動性が必要になってくるのです、どちらも持ち合わせていないのでこれがキツい…

ただ、そんな困難があっても弾きたいと思わせる魅力があります。
昔はもっとギターがバチバチとなるような曲が好きで(今でも好きですが)、タレガは地味なイメージが拭えなかったのですが。最近になってタレガの音楽の豊かさ、歌の魅力に気付ける様になりました。

克服しなければいけない技術的音楽的困難を乗り越えるための課題、そして今の自分の音楽の指向性がかみ合ってタレガを選んだのかもしれません。そう思えば偶然ではなく必然、今がそのタイミングというやつですね。

今はマズルカやポルカ、ワルツ、パヴァーヌといった舞曲系を弾き直してますけど、プレリュード群も面白そうなので一度しっかり目を通してみたいです。また楽しみが増えてきました。
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by onkichi-yu-chi | 2012-10-05 15:18 | 雑記 | Comments(2)

銘器との邂逅

先日、大阪でハウザー二世という楽器を使って演奏する機会を頂きました。

ハウザーはドイツを代表する名工で四代に渡ってギター製作を行なっています。
ギタリストなら誰もが一度は憧れる銘器を使って演奏出来る機会なんて滅多にあるものではありません。嬉しさと恐れ多い気持ちが半分半分くらいで本番を迎えました。いったいどんな反応をしてくれるのだろうかと…

当日は藤村良くんが最初にソロで、続いて僕がソロ。最後に二人で二重奏という構成でした。ソロは二人ともハウザーを使わせてもらいました。自分のソロはソルのカプリス、タレガの小品を4曲演奏しました。

最初のソルの演奏に入る時何故か上手くいきそうな予感がしました。藤村君の熱演の後で会場も温まっていたのですが不思議に心が落ち着いていました。リハーサルの時には感じなかったのですが調弦している時にあまりにいい音がするので思わずにやにやしてたと思います。

最初に弾いたソルは自分で言うのもなんですがいい出来だったと思います。自分の作りたい音楽の方向性を楽器の方が先に察知してくれるような感じで、楽器が指し示した方向に音をポンポンと置いていけばそれで音楽が出来上がるような不思議な感覚。どこまでも透き通った音が会場に満ちていくようで演奏が終わってしまうのが勿体なかったです。

まあそれで調子にのってしまったのかなあ…タレガの方はちょっと駄目でした…
もともと不安を抱えていたのですが、ソルの方が上手くいったので楽器がなんとかしてくれるかな?なんて甘い気持ちを持ってしまったのがいけなかったのか、あそこは一度心を落ち着けて慎重に入らないとといけなかったです…楽器の反応も”ツーン”って感じでした。

”ソルの方はまあまあ出来てたから協力してやる、タレガの方はまだまだだな、やり直し”

って楽器に言われたような気がしました。自分がある程度しっかりとした方向性をもって臨まないと楽器の方も反応してくれないように思いました。ハウザー恐るべしです。

演奏後に北口先生が

”演奏者の力を越える楽器を扱うのは演奏者にとっても試練だ”

と仰ってましたが、その言葉の意味が骨の髄にまで沁みました。まだまだ自分の手に負えるような楽器ではなかったですが、その力の一端に触れることが出来たのはとても貴重な経験になりました。いつかこういう楽器に相応しい演奏家になれるように頑張ろうと思います。
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by onkichi-yu-chi | 2012-10-01 23:29 | おんきち | Comments(2)

心より出でしもの

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先日、大阪駅ビルの地下にある喫茶店King of Kingsで行なわれたろまん会というイベントでライブを行いました。20分を二回という構成で、前半は映画音楽中心のポピュラープログラム、後半はオールタレガのクラシックプログラムで臨みました。
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ポピュラーな前半の方が受けが良いのかな、と思いましたが、弾いた時の反応や後での感想を聞くと後半のクラシックのプログラムの方が良かったみたいです。後半の方が弾き慣れているという感想を聞いて、そういうところはやはり誤摩化せないのだな〜と思いました。

会場はあまり大きくないスペースで、膝突き合わせで目の前にすぐお客様がいるという状態での演奏でしたが、みなさんの反応がとても良かったので演奏も曲の解説もとてもやり易かったです。
一人かなり年配の方が聞きに来てくださっていたのですが、その方がとても熱心に聞いてくださり演奏後にベートーベンのミサソレムニスからの言葉” Vom Herzen―Möge es wieder zu Herzen gehen “(心より出でしもの、願わくば 再び心に至らんことを!)を引用して”あなたの演奏は私の心に届きました、ありがとう!”と言われたのがとてもとても嬉しかったです。

武満編のオーバーザレインボウを気に入ってくださり、あなたなら他の11曲もやれるから全部聞かせてください、と言ってくださりまた大きな宿題を抱えることになりました。
武満の曲集は何曲かは弾いたことがあるのですが、まだまだ手には入っていないのでこれからも精進していきたいと思います。

当日聞きに来てくださった皆様、そしてこの場をセッティングしてくれた方々に感謝です!

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by onkichi-yu-chi | 2012-09-17 12:54 | おんきち | Comments(0)

Summer

8月になりました。
相も変わらず暑い日々が続いていますね…
最近は家から帰って来たら室温計が36℃を差してたりするのも珍しくなくなりました。家が道路に面していてしかも太陽光を遮る建造物もないので家の中がサウナ状態になってます。そういう時は家の窓を全部開けて換気扇回して空気の総入れ替えをします。外の方が中より涼しいのでw

でもようやく体が慣れてきました。猛暑の8月より暑くなりかけの6〜7月の方が体力を削られるんですよね。これくらい暑くなると体の方も開き直ってくるんでしょうか?不思議ですね。

久しぶりに録音をアップします。
先月の七夕のコンサートでアンコールに使った、久石譲さんのSummerです。久石さんのピアノソロの演奏を参考にしてギター二重奏に編曲してみました。


今年もまた新しい夏がきました。
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by onkichi-yu-chi | 2012-08-01 10:55 | Recording | Comments(0)

録音を聞くということ

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先日の教室発表会のCDが出来上がりました。
マックに最初から付いてる機能とダウンロードしたソフトで出来ました。便利な世の中だ。

生徒さんに配っているのですが、みなさん渋い顔で受け取ってます…
当日の演奏を思い出して気が重くなるとのこと、その気持ちよくわかりますw
私も自分の録音や、マスタークラスを受けた時のDVDで未だに聞けない(直視出来ない)記録がいっぱいです…

ただ、こういう音源を聞き直すと色々と勉強になるんですね。勿論自分のミスの部分もはっきりと記録されてしまってるんですが、本番からある程度時間をおいて聞き直すとミスしたとこもそれほど大きな傷じゃなかったりするし、結構いい演奏してたんだな〜って思える部分が必ずあります(これがとっても重要)。

自分のダメなところでなく長所にスポットを当てる。

欠点を無くすのも大切ですが、それには多くの時間と鍛錬と忍耐が必要になります。それもとても大切なことなんですが、それと同時に自分の長所を見つけてそれを延ばす方向に進みたいものです。長所を延ばす内に短所が気にならなくなってくるということも良くある事ですし。
だから今直ぐ聞けとはいいませんが、いつか自分の過去の演奏をもう一度聞き直してあげてください。仮に失敗があったとしてもその時その場で真剣にギターと音楽に向き合っていたというのは確かなんですから。

さて、私もどうしても見る事が出来ない昔の記録があるんだけど勇気を出してもう一度向かい合ってみますか…
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by onkichi-yu-chi | 2012-06-04 07:19 | 雑記 | Comments(4)

二台の銘器

先日伺ったギタリスト北口功氏のリサイタルの動画が上がっていたのでちょっと取り上げてみます。
この日は二台のギターを全後半で弾き分けていました。


これは前半に使われていた2000年製作の松村雅亘。松村の楽器は特に調弦をしてる時にワクワクします。ハーモニクスで音を合わせている時にその音の揺らぎがオーロラの揺らめきみたいに見える(聞こえる)音に厚みと揺らぎの様な物を感じさせるギターです。長い間北口氏のメインギターとして使っているということで演奏者と楽器の間の信頼関係みたいなものが感じられました。前半はバッハ、ソル、シューベルトというバロック〜古典、初期ロマンの楽曲で構成されていました。プログラムノートにも書いてありましたが問いと答えというこの時代の音楽の音楽展開の魅力を十分に引きだされていました。

このグランドソナタは20分を越える大曲なのですが全く飽きる事なくあっという間の演奏でした。そして前半の最後に弾いた影法師は素晴らしかった。ちょっと泣きそうになりました。

後半に使われていたドミンゴエステソ。1923年のマドリッドで制作された歴史的な銘器です。音は枯れていますが優雅さと気品があり、なにより音のキャラクターが明るいのが特徴的だなと思いました。後半はファリャ、ホセ、そしてアルベニスというオールスペインのプログラム。ホセのソナタは以前にもこの楽器での演奏を聞かせて頂きましたがこの日はさらに気合いが入って研ぎすまされていた様子。ホセの身を焦がす狂気の様な情熱が見事に表現されていたと思います。この曲はずっと観賞用というイメージがあり自分で弾こうとは思わなかったのですがこの日の演奏を聴いてちょっと挑戦してみたくなりましたね。

動画はアンコールに弾かれていたバリオスの祈りですが、もう一曲アンコールで弾いたバッハのチェロ組曲6番のガボットも素晴らしかったです。

二台の楽器を現地で聞き分けてそのキャラクターの違いはどういうところにあるのかなと考えていましたが、前半の松村は演奏者の力で物語を作り出す楽器、そして後半のエステソは楽器の中に込められた物語を引き出していく楽器なのかな…などと漠然と思いました。どちらも素晴らしい楽器ですが、その方向性は大きく異なっている様に感じました。時代的には古いはずの前半の楽曲の方が新しい音楽の様に聞こえて来たのが面白かったです。出来るなら同じプログラムを楽器を逆にして聞いてみたいですね。演奏者は大変でしょうが…
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by onkichi-yu-chi | 2012-05-05 02:05 | おんきち | Comments(0)

姫路のギタリスト渡辺悠也のblog


by onkichi-yu-chi
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