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魔法のバイオリン

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夜はようやく過ごしやすくなって来た。虫の声が心地よいです。いちばん過ごしやすい季節は秋と冬の境目だけど、しばらくは厳しい残暑に耐えないとそこまで行き着けないのです。後少しの辛抱。


先日、大阪の千里で行われたil Violino Magicoのコンサートに行ってきました。il Violino Magicoはバロックバイオリンの伊左治道生さんとヴィオラ・ダ・ガンバの大西万喜さんのデュオですが、そこに今回はバロックリュートの佐野健二さんがサポートに入ってます。ちなみに佐野さんは通奏低音の師匠です。

会場は千里阪急ホテル内クリスタルチャペル。石造りで天井も高く音響もこの規模のコンサートには最適。コンサート前にはステージ後方に置かれた燭台に灯がともされて雰囲気も抜群です。

     〜プログラム〜
ジョバンニ・ヴォナヴェンテゥーラ・ヴィヴィアーニ
     シンフォニア・カンタービレ
ジローラモ・フレスコバルディ
     トッカータとカンツォン
バルトロメオ・デ・セルマ
     シャンソン<スザンナはある日>にもとづくパッセージャータ
     ソプラノとバスのためのカンツォン第一番

休憩

ニコロ・パガニーニ
     チャントーネ・ディ・ソナタ
マウロ・ジュリアーニ
     フォリアの主題に基づく6つの変奏
     ギターとバイオリンのための競奏風二重奏曲


うーん、パガニーニとジュリアーニ以外分からん(笑)、かろうじてフレスコバルディの名前を知っているくらい。しかし演奏は素晴らしかったです。地からわき上がる様なヴィオラ・ダ・ガンバの音に支えられて、空から舞い降りてくる様なバイオリン、リュートの軽やかな音が控えめながらもしっかりとサポートしていました。会場の雰囲気も相俟って中世ヨーロッパにタイムスリップしたような錯覚をうけました。

後半はバロックリュートを19世紀ギターのレプリカに持ち替えてバイオリンとのデュオでパガニーニとジュリアーニ。α波が出っぱなしだったせいかこの辺りで睡魔に教われる(笑)そういえばチラシを落っことした人がいたなあ。この日一番良かったと思ったのは最後のジュリアーニ。大曲のうえにバイオリンとの二重奏曲なので耳にする機会もなく、今回が初めてだったのですがとても面白かった。ジュリアーニの曲の中では一番しっかりと作ってある曲じゃないだろうか。名前の通りギターとバイオリンが協奏曲風にあるときはメロディーにあるときは伴奏にと交互に入れ替わりながら進むのですが、バイオリンの伊佐治さんメロディーはしっとりと歌い、サポートに廻ってもしっかりと支えてくれる。二台の楽器の対話に耳を傾けるうちに時間の長さを感じる事なく最後まで聞かせて頂きました。一番最後はジュリアーニ定番のギタリスト泣かせのフレーズがあったのはご愛嬌。別になくても良かった様な気がするけど、そこがまたジュリアーニらしいというか。

今回のコンサート、どの楽器も非常に脱力した状態で演奏されていたのが印象的でした。力は抜けてるんですが、音はしっかりと飛んでいたし、デュナーミク、アゴーギクもとても分かりやすい。古楽器の特性というのもあるだろうけど、この辺りは勉強する必要があるなとおもいました。演奏会終了後、伊佐治さんと少しお話しする機会があったのですが、とてもチャーミングな方でした。またの機会をお待ちしてます。
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by onkichi-yu-chi | 2007-08-25 01:25 | おんきち | Comments(0)

宴の後で

d0077106_225545.jpg昨日は一日中ボーッとして過ごしました。もうなにもする気が起きない・・・本当に終わったんだな。

朝早くからスタッフとして手伝ってくれたみなさん、当日会場に来てくれたお客さん、遠くからエールを送ってくれたみなさん、本当にありがとうございました。

色んな人の手助けがあり、とりあえず最初の一歩を踏み出せました。まだまだ未熟者ですけどね、でも歩き始めちゃったよ、この道を行けばどうなるものか〜ってね。さて、どうなるんかな?とりあえず今はもう次のコンサートの事を考え始めてます、こりないねえ。

演奏を記録していたビデオを見返しています。本番はハイテンションで調子良く弾いていたつもりだけど、こうやって見返すとアラが目立つ目立つ、それになにより弾き急いでる。こうやって冷静になって見返すと痛い。なにより勿体ない。そこはもうちょっと歌えるだろうって所が多い。まだまだ先は長いということかな。でも面白かったです。最後にもう一度、

みなさんありがとうございました!

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by onkichi-yu-chi | 2007-06-04 22:26 | おんきち | Comments(0)
d0077106_22181733.jpg先日の11月22日、大阪のザ・フェニックスホールで行われた大萩康司のギターリサイタルに行ってきました。

そもそも大阪でリサイタルが開かれる事さえ知らなかったのですが、知り合いから「行けなくなったから代りに行ってくれないか」との有難い申し出があり喜んで大阪まで行ってきました。

フェニックスホールは大阪駅から徒歩10分程の場所にある、キャパ200人程の感じのいいコンサートホールで、過去にもアサド兄弟や関西の若手ギタリストのコンサート等で使用されていて何度か聞きにきました。

写真では舞台の後ろ側は反響板のようになっていますが、この板は可動式になっていて、板を動かすと背後から大阪の夜景を望めるようになっていてなかなかシャレています。

当日のプログラムは
バッハ:プレリュード・フーガ・アレグロ
武満徹:翼(福田進一編)
    フォリオス

〜休憩〜

ヴィラロボス:五つのプレリュード
ジスモンチ:変奏曲
アサド:アクアレル

今回一番楽しみにしていたのはアサドのアクアレルです。福田進一の同名のアルバムは学生時代どれだけ聞いたかわからない。とんでもなく難しく、また難解な響きで、とにかく難しくややこしくすることだけが作曲者の目的じゃないかと思ったりもしますが、難解な中にも南米音楽の持つ強力なリズム感や野性味、ウイット、そして透き通る様な透明感がうまく表現されていてとても好きな曲です。

また、広島時代の先生が日本初演をし、今の師匠がコンクールのゲスト演奏でこの曲を弾いてそれを切っ掛けに習おうと思ったので、僕にとって縁の深い曲でもあります。d0077106_22485629.jpg
コンサートは流れる様なバッハから始まったけどこの曲は演奏者にとってもまだまだ実験段階にあるような感じを受けました。奇麗だけどまだまだそんな物じゃないだろうと思っていたら、次の武満からどんどんと調子を上げてくる。フォリオスも素晴らしかったけど、心に残ったのは「翼」だった。混声合唱によるもの、歌とピアノによる演奏は聞いていたけど、初めて聞いたギターによる「翼」が一番好きかもしれない。これは演奏者を褒めるしかないなあ、あのアレンジは相当難しいと思うけど、難しさなんで毛程も感じさせなかったし。

後半は南米音楽によるプログラム。過去、何人もの名ギタリストにより演奏され、すでに手垢のつきまくっているヴィラロボスも独自の感性で新しい曲に生まれ変われさせていたし、ジスモンチの行き過ぎた格好良さから生じてくるバカバカしさも見事に表現されていた。そして一番楽しみにしていたアクアレル。

プログラムには明快なメロディーで親しみやすい曲と書いてあり、おいおいマジかいなと思いましたが、演奏を聴いていて納得しました。とにかくノリがいい、思わず足を踏み鳴らしそうになってしまうくらいリズミカルでこの曲が持っているサンバの様な舞曲の要素がしっかりと表現されているんだこれが。今までこの曲を聴く時はその難しさをいかにして切り開いて行くかというサーカス的な視点に眼がいってましたが、純粋に音楽として聞かせるその腕前に改めて驚かされました。

大萩康司の魅力は繊細かつ多彩な音色。それも油絵の様な多彩さではなく、水墨画や水彩画のように音の濃淡で遠近法や光と影を表現出来るところにあるんじゃないかなと思いますが、そこに南米物で培った強力なリズム感が加わったことにより、今日の後半のプログラムはまさにハマり役。今、最も彼自身を表現出来るプログラムじゃなかったかなと思います。楽しかった〜。

この日一番ハマったのは曲の間のトーク。後半の頭にプログラムの説明があったんですが、アクアレルの説明の件で

「この曲は無窮動の音の連なりが何処かに向かって・・・・・何処かにつくんです。たぶん」

そのトークの隙間が思わずツボに入ってしまいました。トークの方は決してうまい訳ではないんだけど、その言葉の合間合間の空隙に観客が耳をそばだててるのが良くわかる。次は何を言うんだろうって観客を引きつけてるんだよな。その間合いの魅力は彼の演奏の魅力にも通じている様な気がします。

d0077106_2346310.jpg名曲集の素晴らしいアンコールの後、サイン会の会場ではサインを求める観客の長蛇の列。若い女性もいっぱいならんでて、こんだけウマくてイケメンならそりゃもてないはずないよなあと、ちょっと色々と文句も言いたくもなりましたが、幸せな気持でコンサート会場を後にしました。
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by onkichi-yu-chi | 2006-11-24 23:43 | おんきち | Comments(3)
d0077106_8324597.jpgに2ヶ月振りの更新です。放置プレイにも程がある・・・申し訳ありません。

NHKのスーパーピアノレッスンでお馴染みのジャン=マルク ルイサダのピアノリサイタルに出掛けてきました。

ショパンの曲が題材だったスーパーピアノレッスンでは生徒の演奏を聞いたあと、「大変素晴らしいですね!でも私ならここはこう弾きますね。」とか言って同じピアノを使っているとは考えられない程の多彩な音色を引き出していてビックリさせられました。

そんなお方が姫路までやってくることなんてそうはないことなのでこのチャンスを逃す訳にはいかず、自分のレッスンを終えた後、片道8キロの道をチャリでかっ飛ばして会場まで向かいました。

会場は姫路パルナソスホール。姫路市内では最も音響もよく、キャパシティーも大きく、クラシックのコンサートには最適なホールで、年に数回海外から一流の演奏家を招いてコンサートを開いています。

が、神戸や大阪程クラシックファンが多い訳ではない姫路でのコンサート、開いたはいいが閑古鳥が鳴いているなんて事もよくあります。3年程前、バイオリニストのカントロフがピアニストの上田晴子さんとコンサートを行いましたが、キャパ1000人弱のホールにお客さんは50人程。演奏は素晴らしかったのに・・・あれからカントロフはこなくなりました(当然か。)d0077106_23102041.jpg

今回のルイサダもカントロフの二の舞になるんじゃないかと心配しましたが、TVの影響か、それともやっぱりピアノは強いってことだろうか、ホールはほぼ満員で飛び込みで取った当日の席もほぼ売り切れ状態。このホールがMAX近くまで埋まったのは初めて見ました。公演予定を見ると関西での演奏は意外にもここ姫路だけ。京都や大阪から来た人もいるのかもしれないなあ。


本日のプログラムは

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ《悲愴》
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番

〜休憩〜

チャイコフスキー:無言歌ヘ長調、サロン風マズルカ
グラナドス:ロマンティックな情景よりマズルカ
ウェーバー:舞踏への勧誘
バルトーク:ルーマニア歌曲 第一番
プーランク:ワルツ ハ長調
ショパン:ワルツ第2番 変イ長調
     ワルツ第3番 イ短調
     ワルツ第4番 ヘ長調
プログラムにInvitation to the danceと銘打ってある通り、前半の二つのソナタを挟んだ後半は舞曲系の小品でのプログラミングになってます。

会場に現れて、ピアノに座るやいなや演奏開始、その一音ですーっと観客を引込む辺りが流石です。悲愴の出だしのgraveが素晴らしかった。パーンと音を放りだして、え?そこまで引き延ばすのってところまで音をキープした後にそこしかないというポイントに見事に着地する。どんなテンポルバートをとっても音楽的に正解というポイントは一点しかないとは言うけれど、これほど自由に歌いながらそのポイントをしっかり抑えてくるあたりが素晴らしい。

ピアノレッスンで取り上げていたショパンはより本人の気質にあっているんだろう、ピアノの上で表現される歌の素晴らしさにあっという間に時間がたってしまった。歌心ももちろんなんだけど、細部に渡る心配りも行き届いていて、埋もれがちな対旋律がハッキリと浮き上がって音楽の構造もはっきりと示されている。あんまり気持よすぎてうとうとしてしまったけど。

小品を集めた後半も一曲一曲の特徴をはっきりと掴みながら、洒落っ気にとんだ演奏でこれもまたあっという間に終了。時間の長さをほとんど感じさせなかったよ。アンコールにショパンのノクターン《遺作》他一曲を弾いてお開きになったんですが、面白かったのがこのあとでした。

まだアンコールをねだる観客に対してお辞儀をしてピアノを弾くようなそぶりを見せた後、椅子を楽屋にもって帰ってしまった。もういいでしょ、みたいな(w 

コンサート後のアンコールってなんか惰性で要求しちゃってるような感じを受ける時があるんですが、受けるも受けないも演奏者の自由だと思います。はっきりと断りながらも嫌な感じを与えずに笑いまでとってしまうあたりエンターテイナーですね、あれがエスプリってやつでしょうか。
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by onkichi-yu-chi | 2006-11-22 00:11 | おんきち | Comments(0)

long long time ago....

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最近、週に一度ほど母校の姫路東高校のギタマン部の指導に行ってます。高校を卒業して早11年、今の現役の人達とは干支が一周して同じだったり平成生まれだったり、、時代を感じます。

東高のギタマン部は最近になって復活したのだけど、高校に入ってから楽器を触ったという人が大半、楽器も十分に揃っていない、という状態であんまり活発な活動をしていない。大きな大会でバリバリと賞を狙うという感じではなくて、放課後をまったりと過ごしている集団です。(それはそれで贅沢な時間の使い方かもしれない)

以前は月に一度くらい顔を出したり出さなかったりという程度だったけど、最近は面白くなってきてよく顔を出す様になってきた。

個人個人の力量をみるとまだまだ不足しているんだけど若いせいか、もの凄い爆発的な成長を見せてくれる。本番二ヶ月前くらいにみた時は「なんじゃこりゃ?大丈夫かな。」と首を傾げる様な演奏だったのが本番一週間前くらいにはなんとか聞ける様な形にまでもってくる。今までは指導者もなく練習もしたりしなかったりと継続的に活動していなかったんだけど。しっかりと面倒を見たらいったいどれくらい成長していくのか、、、見守るのが本当に楽しみです。

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by onkichi-yu-chi | 2006-09-11 22:03 | おんきち | Comments(0)
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この前の9/3の事ですが、芦屋の山村サロンにて行われた大井浩明クラヴィコードリサイタルに行ってきました。

大井さんの事は師匠の金谷幸三から紹介され、師匠の代りに行ってきた二年前の京都でのコンサートはちょっとしたカルチャーショックを与えてくれました。二台のチェンバロを行ったり来たりしながらバロックと現代の作品を縦横無尽に料理し、満場のお客さんの拍手にアンコールでネスカフェゴールドブレンドであっさりと答えあっけにとられたのを良く覚えています。

今回の会場の山村サロンは芦屋駅を降りてまさに徒歩三分、駅から陸橋でダイレクトに会場入り。まるで能の舞台のようなホールは大きさは小さめ、だけど音響はデッドでもなく響き過ぎでもなく。こんな会場が姫路駅近くにあればいいのに。

d0077106_1775223.jpgクラヴィコードは聞くのも見るのも初めてだけど、まずはその音量の小ささにビックリ「ちっちゃ!」、壁むこうのリハーサル室から聞こえてきた音かと思った、でも耳が馴れてくるとその小さな音量からは想像もつかない残響の深さ、表現力の多様さに驚かされる。これは今まで聞いてきた鍵盤楽器のイメージよりもずっとギターよりの響き、それも19世紀ギターとかテオルボの様な。それぞれの音が独立した響き、方向性を持ちながら、全体としては不思議に調和を形成するという特性は19世紀ギターにも共通するなんともいえない魅力です。普通のピアノなら多少のミスタッチでも鳴っているだろう音が「バスン」とまさにフレットを押さえ損ねた様な音をたてるとこもまさにギターです。親近感湧きます。

バッハがリュートのために書いたリュート組曲はリュートのためには余りにも難しくて(コユンババ調弦でハ短調、ホ長調弾こうってのがムリがある。)本当にリュートのために書かれたんか?というのはよく言われているけど、ひょっとしてこの楽器で作曲されたんじゃないかなと思った。いつかこれでリュート組曲全曲演奏会を開いて欲しいです、大丈夫です、それなりにお客さんは入ると思います、多分。

バッハ後期の24調を巡る旅。前半はちょっと心構えが足りなかったせいか心地よくうとうとしてしまうこともあったけれど、段々と耳が形式になじんできたのか、後半になるにつれてグイグイと引きつけられる。違う調に移る度にさて次はどんなことやってくれるのかと。

パンフレットにはお笑いと音楽の類似点について書かれているけれど、バッハのフーガってのは正にコントではないか。最初に主題が提示されそれを元にどんどん話を膨らます。大喜利に見せかけ、実は何度もリハーサルを繰り返している笑点みたいなやつもあれば、思いつきで適当に話し始めたものの収集がつかなくなり「チャンチャン」で無理矢理シメてみたり。

印象に残ったのは後半の変イ短調、聞いていて何処に行くのやら、なんだか気持悪くなった。あと変ロ長調は聞いていてBWV998「プレリュード・フーガ・アレグロ」を想起させられた、なんだか曲の展開や材料が似通ってる気がする。しかしピアノは初心者の段階で「インベンションとシンフォニア」とか「平均律」とかで多様な調やフーガの形式に親しめるのは羨ましい、ギターでやろうとしたらどうしても身構えてしまうし。でもあまりこの曲集を楽しそうにやってる人はお目にかけないなあ、これを子供に楽しませて弾かせるのは相当大変だとは思うけど。

演奏会後、大井さんが会場に現れ少し話をする機会を持ててその中で「最近若手のギタリストのバッハを聞いたけどあれはモダンの演奏だったね〜」との話をしたんだけど、それはモダン楽器での演奏だったからか、それともその表現がモダンだったのかなと(おそらく後者のほうでしょうが)と少し疑問に思いました。古楽だろうとモダンだろうと広島焼きだろうと食ってみておいしけりゃいいじゃんとつい思ってしまう、「古楽にも興味あります」と言ってしまいがちな者の一人としては、古楽とモダンとの決定的な違いが分からず、頭を捻り首をかしげ乍ら家路に着きました。ひょっとしてそういうところが首根っこを押さえつけられてこっち側にも窓があるということに気付かされた大井さんの留学の遺産なのだろうかな〜などと。

二回しか聞いた事はないけど、いつも考えさせてくれる大井さんの次のコンサートがとても楽しみです(チャンチャン)
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by onkichi-yu-chi | 2006-09-07 18:11 | おんきち | Comments(5)

祭りが終わって、、

 京都の美山にて行われた「第2回美山ギター音楽祭」に参加してきました。音楽とそれを共有できる仲間達との濃密な五日間を過ごして、今はなんだかふわふわとした気持です。あー終ったんだな、、、
 いろいろと書きたい事はあるんだけど、今はその余韻にゆったりと浸っていたい気持です。
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by onkichi-yu-chi | 2006-08-26 17:35 | おんきち | Comments(1)

緊張する暇も無し。

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17:00からのコンサートということで、14:00過ぎにはサクッと帰ってくる予定だったのに、なんだかんだと仕事が長引き、家に戻ったら15:30。しかも準備も不十分、やばい!

とりあえず人前で演奏するので無精髭をそり、ついでにギター弦の髭も落とす。まだくたびれてない比較的マシなシャツを着る。マイクにアンプ、マイクスタンド、楽譜、エルゴ、爪用具、予備の弦、忘れているものはないかー?二十キロを越える荷物をカートに乗せていざリバーシティーに出発。

当初は歩いて行こうかなんて呑気なことを考えていたけれどそんな時間の余裕はなく、しかも気温は軽く30℃越えてそう。こんなんで歩いて行ったら弾く前にくたくたになってしまう。仕方なくタクシーを呼ぶ、車が欲しいなあ。


d0077106_2342538.jpg社員用の通用口からリバーシティーに入る。この時点で16:15。もう時間がない、急いでセッティング開始。カルチャーセンターから譜面台を借りてきたあと、アンプ、マイクを会場に並べて行く、随分久しぶりに使うマイクなんで多少不安になる、ちゃんと動いてくれるんだろうか?

リバーのお姉さんも助けてくれてます、ありがたい。でも「演奏時間は30分ジャストでお願いします。長過ぎても、短すぎても駄目です。」えー、姉さんそれは聞いてないよ。コンクールで時間長過ぎて、失格ってよくある話だけど、、、映画音楽みたいにぴったり納まるだろうか?事前に時間を計っていて25分くらいというのが判っていたので、まあなんとかなるだろ。

アンプの音を調整しているうちにもう残り10分、爪を調整するくらいの時間しかない、こんだけ事前にギターを触れずに本番迎えるのは初めてです。なにがなんだか判らないうちに本番になる。

プログラムは

七つの子 
浜辺の歌
椰子の実

涙そうそう
青春の輝き
慕情
鉄道員

鐘の音
アントニオの歌
オルフェのサンバ

あんまり慌ただしかったせいか、本番もほとんど緊張することはなかった。出だしの童謡三曲ではちょっと不安な立ち上がりだったけど、時間が経つに連れて調子も上がってくるかんじ。時間を気にせずに気持よく弾いているとそのつけがまわってラスト三曲を残して時間は7分。さっきの30分発言が頭をよぎり、曲間を出来るだけ詰めて演奏することに。

時間の事を気にし始めると、集中力がやや乱れてしまって最後のオルフェのアドリブ部分はふらふらに、、でもなんとか最後まで弾ききる。終ったー。

前の客席には30人程の人が座っていて、曲の間には暖かい拍手を送ってくれた。最後までずっと聞いていてくれたお客さんもいて本当にありがたい。「兄ちゃんギターうまいな、また聞かせてや、頑張ってなー。」ありがとうおっちゃん。その言葉で明日も頑張れるよ。それとMCのお姉さん「鉄道員」を「ポッポや」と紹介してくれましたが残念ながらそっちじゃないです。

バタバタしたけれど面白かったので機会があればまた参加してみたいです。
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by onkichi-yu-chi | 2006-08-05 00:42 | おんきち | Comments(1)

レッスンに行く前に思ったことをつらつらと・・・

華やかな「魔笛」の変奏曲に比べて、やや感傷的、牧歌的な印象の有る曲。Introからして、さあこれから楽しい物語が始まりますよーという感じてはなく、じいさんが昔を懐かしみながら、「そうさ、昔はこんなことがあったんだが、さてなにから話そうかのう?」と孫に語りかけているようなイメージ。また、その後に続くThemeがとっても美しい。延々となり続けるDのペダルの上でメロディーが朗々と歌い、その後に続く後半の和声の変化も鮮やかで、このテーマは大好きですね。

6弦をDに変えるのは、ギターにとっては常套手段でわざわざ変調弦というのもなんですが、5弦のA、4弦のDと共鳴する弦が多く、6弦Dのベース音の上でメロディーを歌うと、実際の音程以上の幅、深さを感じるのでとっても気持がいい反面、演奏が重くなる、しつこくなる、共鳴する弦が多く消音が面倒等・・・まあ、とりあえずあまりねちっこくならないように注意は必要かなと思います。あとMarlboroじゃなくてMalborough。

さて実際のレッスンで金谷師匠に言われたことを簡単にまとめると、

Intro Andante largo

次のThemeがAllegrettoなので、対比をだすためにももう少し遅く。出だしは自由に(それこそ独白みたいにしてもいいか)、終盤のAのペダル上で上昇して行く音型は素直に(自然に)アゴーギクを変化させる(どうしても突っ込み気味になりがちで、ちょっと怖い所です、バランスって難しい)

Theme   Allegretto

きれいに弾けてるらしい、ただ鳴りっぱなしの低音は新しいフレーズに入る前にしっかり消すこと。終盤D7への進行は慎重に。

Var.1

(スピードを早くということではなく)推進力を持つこと。後半部冒頭のアルペジオ部分、アルペジオに気を取られず、A→Dのメロディーを6/8のリズムに乗せて軽快に表現すること。

Var.2 Andantino mineur

やはり消音を注意される。最高音Dの前に下に溜まった澱んだ音を取り除くこと。最後の4小節、分厚い和音のテンションとその後の高音とのコントラストを有効利用。

Var.3 Tempo primo majeur

一番派手な変奏。出だしのテンポに戻ると考えると思っていたよりはかなり早くなる。オクターブの運指についての考察、歯切れ良く弾くのはなかなか難しい。

レッスンのテープを聴きながら書いてますが、師匠の音が毛筆ならこっちの音は太さの変らないマジックのように聞こえる・・・タッチのスピードの問題もあるんだろうけど、それだけでもないだろうと思う。なかなか壁は厚い、挑みがいあります。
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by onkichi-yu-chi | 2006-07-31 00:30 | おんきち | Comments(0)
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先日のレッスンの課題曲はソルの「マルボローの主題による変奏曲」、数多くの変奏曲を残しているソルの作品の中でも「魔笛の主題による変奏曲」についで演奏会数の多いと思われる作品です。

「それで、結局マルボロは戦争に行ったんですかねえ?」「さあ、どうなんでしょう。」そのあたりに詳しそうな佐野先生もはっきりとはわからない様子。この曲の元になっている歌のタイトルには「マルボローは戦争に行く」と「マルボローは戦争に行った」の二つの説が有って、どっちも見かけた気がする。

そんでとりあえずググってみる。どっちもヒットするなあ、おっとマルボローは戦争に行くで、過去形ではないとのコメントあり、ソル倶楽部でも「マルボローは戦争に行く」となってます・・

あーっと、どうでもいい調べものしてたらあっという間に時間がたってしまった、とりあえずレッスンの内容についてはまた後日。
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by onkichi-yu-chi | 2006-07-29 02:09 | おんきち | Comments(0)

姫路のギタリスト渡辺悠也のblog


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