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炸裂!!ジスモンチ

NHKの芸術劇場でジスモンチに遭遇。


ああ、なんとなく納得がいった。
ジスモンチがスゴいということは分かっていたけど、
何枚かCDではそのスゴさが充分には伝わってこなかったんだ。
それが何故なのか・・・


この人は圧倒的に現場で輝きを放つ人なんだ。
とにかく視覚から入る、魅せる。
圧倒的なテクニック、強大な音楽、
そして多分会場では空気の振動まで客席に届いている気がする。


オーケストラの楽団の人達が私服だったのもただ単にポピュラーコンサートだからというだけの単純な理由ではないのだろう。そのカラフルな色合いの視覚効果、そしてそれ以上にオーケストラの一人一人が独自の個性を発揮することを期待されていたのだと思う。

あの複雑で繊細、精密な楽曲。クラシックともジャズとも括れない彼独自の世界だが、バックで演奏するオケのメンバーの一人一人が個性を発揮しないと真の効果が発揮されない楽曲になってる(クラシックがそうではないとは言わないけど、統率よりも個性が優先される世界ではないか)

最初はオケなしでピアノとギターだけを聞きたいと思っていたけど、途中から考えが変わった、このオケは素晴しい。冒頭のインタビューで語っていた様にオーケストラのメンバーが全員が、ソリストと作曲者に敬意を抱き、全く経験したことのない未知の音楽に体当たりで挑んだのだから。

ジスモンチの圧倒的な音楽、そして楽団員達のジスモンチへの尊敬の念と彼の音楽への理解、情熱。それが揃って初めて東京のど真ん中にアマゾンの密林を召喚出来るのだろう。


観客の熱気もスゴかった。
こんな音楽を聴かされたら当然だと思うが。


これは間違いなく伝説のライブだ。
悔しい!生で聞きたかった!!
by onkichi-yu-chi | 2008-10-04 01:46 | おんきち

姫路のギタリスト渡辺悠也のblog


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