メルコメローニマスタークラス(二回目)
2017年 08月 25日
マルコメローニマスタークラス、受講してきました。二年ぶりの受講でしたがちゃんと顔覚えててくれて嬉しかったです。
今回はダウランドのファンシーで受講。タブラチュアから楽譜に移したものを演奏する際の注意点などを指摘してくれて、分からないけれどなんとなく弾いていた部分の謎がスイスイと解けていきました。
これも嬉しかったのですが今回はアーティキュレーションの部分でとても勉強になりました。対位法的な部分でここはちょっと切った方がいいという話になった時に
”ここは切る、ここは切らないという一般的なルールというのは存在するのですか?”
と質問すると、
”それは難しい質問で色々と意見はある。自分の場合、先生から引き継いだやり方でやっているけど。”
と前置きした後に
”例えば二つの部屋があってそれぞれの部屋に君と私がいるとする。全く同じ調度品があるとしても君と私では部屋の調度品の配置は全く変わってくるだろう。それは本棚にしても同じでどの本をどのように配置するかは人によって違う。問題はそこに自分が納得出来るルールがあるかどうかなんだ。”
と言われた話はとても納得がいくものでした。アーティキュレーションは自分の中では少し曖昧にしてあって手をつけられずに置いておいた部分ではあったのですが、今回のレッスンを受けて自分でもやっていけそうだし、もっと積極的に勉強ができるという自信がつきました。
実際マルコのやったようにアクセントを付けて弾くと非常に分かり易かったし、それをもとに次はどういう風に付けていけばいいかというのも発想が色々と沸いて来て面白かったです。レッスンの中でも言われていたけどアーティキュレーションは正に話術のようで人それぞれ違っていていいんですね。
あっという間のレッスンでしたが本当に楽しく充実した時間を過ごせました。今日のコンサートを聞きにいけないのが本当に残念でしたが、”またあいましょう”と言われたので次の機会を楽しみに待っておきます。
それとイタリア語、フランス語の他にスペイン語もいけるという事が判明したので、次はスペイン語でちょっとでも会話出来るようにスペイン語の勉強も頑張りたいと思います。