ギタリストになるための考察

d0077106_12264627.jpg
最近読み始めた本です。
名ギタリストであり優れた教育者でもあるエドゥアルド・フェルナンデスの本です。
フェルナンデスの愛弟子であり、カルレバーロにも師事していたギタリストの高田元太郎さんがホマドリームに翻訳したものを掲載してくれていますが一度自分でしっかりと勉強してみたいと思ったので少しずつ自分で訳を進めていこうと思います。

最初の序文からなかなか刺激的です。

「教育の現場で良く言われているパラドックスだが、
"誰かがもっとも習得したいと思っている事は、その人がもともと出来ない限り、ほとんど教える事が不可能である"」

私自身あまりギターがうまいギタリストではなく、レッスンを受けている時にこのようなことを何度も思い知らされました… 弾けてる人にはなんの苦もなく弾けてしまうので、それがなんで出来ないのか多分教えている先生には分からなかったかもしれません。あるマスタークラスを受講している時に先生に言われた言葉が印象的で、いまでもずっと覚えてます。

”速く弾くなんて、指を交互に動かすだけじゃないか、なんで出来ないの?”

この本はそんな"ほとんど教える事が不可能である"事を出来るだけ細かく分析して、それを多くの方と共有しようという意欲的な本です。かなりのヴォリュームがあるので訳するのにも時間がかかりそうですが、その内容を理解して、そして出来れば生徒とも共有出来るようになれたらいいなと考えています。

この本のタイトルは"Investigation into becoming a guitarist"
高田さんは”ギター達人への道”と訳されていましたが、自分的には”ギタリストになるための考察”の方がシンプルで好きかな。ゆっくりと取り組んで行きたいです。


[PR]
Commented by la-solistakao at 2016-09-30 09:05
久しぶりに 投稿します

私がギターを初めて聞いたり 弾いたりした時と
まったく 時代がかわり ちょっと 弾ける程度では
納得しなくなった日本の環境はあるでしょうけれど

中央で ギターを弾かない地域の一主婦としては
最近つくづく ご活躍のみなさんを拝見するにつれ

ギタリストとして 何を伝え残せるか
また 指導者として 
何を愛好家に 自分のもっているものを
提供できるかとかとは 
求めるものが やはり なにか 違うような気がしています

たくさんのリサイタル コンサートに通えども

かっこいいギタリストに あこがれはしても
うううん と 思うし、
すごく テクニックの優れた 
ギタリストに ため息はついても
会場を出る時には すでに 
 せめて そばに とも思えない

それは なぜかなぁって??

ブログ記事の最後のほうに 表記されていらっしゃる
「出来れば生徒とも共有出来るようになれたらいい」

こんな 視点があるかないか なのだと思います
その代わり、自分が 得たものを 還元し 
その代価をきちんと  いただく

また その代価で 
さらに自分が もっと 伸びていこうとする 
だから プロという意味の重さは 弾けることでも
知識がたくさんあることでもなく
 この お互いの循環にこそ 
共感を覚えていくように思えます

それは 逆に 「プロ」の方からみると
 楽しむ側に対しても また同じ 思いかもしれません
Commented by onkichi-yu-chi at 2016-09-30 22:57
> la-solistakaoさん
ギターが上手くない事は重々承知していて、今でもそれは強いコンプレックスになっています。でも、じゃあ何故ギターを弾いて教えているのかということを最近考えます。それに強く悩まされているからこそ、それをいつかなんらかの形で多くの人に還元出来るのではないかと。そしてそれが自分の役目ではないかなと。

by onkichi-yu-chi | 2016-09-29 12:39 | Comments(2)

姫路のギタリスト渡辺悠也のblog


by onkichi-yu-chi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31