全国高等学校ギターマンドリン音楽コンクール
2013年 08月 01日
生徒さんが一人ギターパートとして参加しているとのことで、久しぶりに聞きに行ってきました。面白かったです。ギターマンドリンって高校から始めるところが多いと思うのですが、3年間という限られた時間でこれだけの音楽を作り出せる様になっているというのは本当にスゴい事だと思います。技術レベルが相当高いところもあったし、それぞれの高校の特色というか積み重ねた伝統の色が垣間見えて良かったです。
今回は表彰式まで見る事が出来ました。このコンクールのことは良く知らなかったのですが、参加校が全校表彰される様です。優秀賞、優良賞、努力賞と三つの賞があってそれぞれ金銀銅に相当するのかな。参加校にとってこの優秀賞というのを獲得するのが大きな目標みたいで、校名が呼ばれて優秀賞のコールがあると客席から悲鳴のような歓声が上がって思わずビクッとしてしまいました。それだけ強い思い入れがあったんでしょうね。
参加された全ての高校の皆さんにおめでとうございますと言いたいです。高校時代という多感な時期を仲間達と一つの目標に向かって頑張った思い出は生涯の財産になるでしょう。その努力が賞という形になって報われた高校も、惜しくも目標に到達出来なかった高校もそれは変わる事がないと思います。
コンクールという形になるためどうしても順位を付けなければならないのですが、本来音楽は相対比較で語るモノではなく絶対的なモノです。2日目しか聞く事は出来なかったですが、技術レベルや音楽の統一感の差は勿論ありましたが、どの高校も”おっ?”っと思わせる輝く瞬間がありました。
目標を定め、より高いレベルに向けて頑張る事は素晴らしいですし、その姿勢を否定する気持ちはありませんが、なによりも自分自身の音楽に向き合い、仲間たちとのハーモニーにしっかりと耳を傾けて、音を楽しむ心を忘れずにこれからも音楽を続けていって欲しいなと強く思いました。
あと気になった事はなんか演奏中に不自然に身体を動かしてる高校が結構見受けられた事。演奏中に身体が動く事はなにも不思議ではないんだけど、見ていると明らかに全体で身体の動かし方を統一しているような感じで、あそこまでやるとマスゲームみたいでちょっと不気味でした。音楽が身体を動かすことはあっても身体の動きが音楽を動かす事はないと思うんだけどなあ…
by onkichi-yu-chi
| 2013-08-01 11:59
| おんきち